QMS定着への奮闘日記 >

QMS定着への奮闘日記

No.5 報告書フォームを見直すはずが…
     [ドキュメントを創り上げる迄の実例1]

2010年4月1日

 ある日のQMSミーティング。
 営業のグループ長から、出先の営業ミーティングについての報告が
   挙がった。
     「A事業所の営業ミーティング報告で、課員からの報告には触れず、
      責任者は別の話題を取り上げていたことが気になりました。」

 その発言に、すかさずトップから指摘。
     「話題に取り上げる・取り上げないが問題じゃないでしょ。
      掴んできた情報を、どう仕事に繋げていくかを協議する…
      そこに‘営業ミーティングの意味’があるんじゃないか。

      そもそも、営業ミーティングでは何を話題にすべきなのか?
      取り上げる話題や進め方は、出先に任せっきり。
      会社としてハッキリ決めていないことが問題。」

 確かに今までは、責任者と課員の‘活動連絡会’のような
   営業ミーティングだったかも知れない…

   営業のグループ長を初め、我々本部スタッフは問題を解決するために、
    「どんな営業ミーティングをして欲しいか…」取り上げて欲しい話題が
   キチッと挙がるような『営業ミーティング報告』フォームにしようと
   見直しを開始。

 取り上げたい項目をピックアップ。
     1)新規開拓や既存客先のフォロー状況
     2)月度目標売り上げ額の充足状況や、達成のための手段、指示etc.
   それらに対する営業責任者の考えが書けるようなフォームに修正、叩き台
   としてQMSミーティングで2回目の議論。

 トップから開口一番、
     「そんな個別論ばかりで、営業責任者は現場を統括出来るの?
      営業ミーティングの『ストーリー』とはどういう事なの?

         情報収集 → 問題点の把握 → …

      ミーティングの目的やその意義などから、まず『ストーリー』を
      押さえなさい。
      ストーリー…つまり営業ミーティングの‘骨子’がしっかりして
      いないのに、肉付けばかりしても形式的になるだけだ。」

 営業ミーティングの『ストーリー』… 骨子… なるほど。
   今までそんな考え方をしたことはなかったなぁ…
   また、一から考え直しだ。

   『営業ミーティング報告』フォームのカタチになるまで、
   道程は長そうだ…

△ What's Newの一覧
▽ No.4 『ドキュメント』に対する考え方を再整理