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QMS定着への奮闘日記

No.69 内部監査を分析 その2「そもそも何故分析するのか?」

2012年9月6日

  先週から引き続き、これまで行った内部監査を分析しているが、なかなか
   進まない。

   他に優先する案件を抱えているというのもあるが…そもそも難解な課題
   に思考が止まってしまうのだ。

   そんな思考が止まった時、よく私は「そもそも論」を繰り広げる。
     ①そもそも何故内部監査を分析することになったのか?
     ②そもそもどうして外部監査員を導入したんだろう?
     ③そもそも内部監査は何を目的にしているんだろうか?

   良い言い方をすれば、思考を「原点」に戻し、当初の目的・主旨からズレ
   ていないかを確かめている…ってとこかな。

  上記の「そもそも論」を紐解いてみると、それぞれの回答は
     ①外部監査員がどんな視点で内部監査を実施しているかを知るため。
       外部監査員の考え方・捉え方を見えるカタチにしてみようという試み。
     ②社員では、トップが期待する内部監査を運営出来ないため、外部の
       見識者に委託。
     ③真のマネジメント=経営に寄与させること。運営上に潜んでいる〈改
       善の種〉を探り、改善すること。

   前号でも挙げたが、QMSで運営している当社にとって、内部監査は経営
   に直結しているのだから、この「そもそも論」は当然といえば当然の話。

  じゃ…そもそもQMSで運営しているのは何故?

   ちょうど別件で、トップと「NKSがQMSで運営している理由・目指し
   ていること」について議論する機会があった。

      我々がQMSで目指しているのは、
      NKSの業務品質・価値付けを今よりも高めること

   どの企業も「業務品質を高めたい」と思っているはず。
   それをNKSではQMSで実現しようとしているんだ。

  こうやって改めて「業務品質を高める」という言葉にしてみると、なんか
   背筋がピーンとする。

   「内部監査の分析」は難しい課題だけど、この課題の中には「業務品質・
   価値付けを高める」要素がたっぷり詰まっているはず。

   さぁ、今回の「そもそも論」の結論が出た。
   知恵を出して、次のQMSミーティングまでには何かしら前進するぞ!

△ No.70 NKSは校正を“ひたむきに進化”させている会社です
▽ No.68 内部監査を分析 その1「内部監査と経営の関わり」