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QMS定着への奮闘日記

No.73 人の心を動かすリーダーは‘Why’を伝える

2012年10月4日

  ISO専門誌月刊アイソス10月号に、とても興味深い記事が掲載されて
   いた。

   それは、「特集2 ISOファシリテーションセミナー開催 リーダーシ
   ップはシステムで構築出来る」という記事で、タイトルからも興味がわく。

   後から知ったが、このセミナーには当社のトップやいつもお世話になって
   いる某企業のK課長も参加していたそう。
     内容の詳細はアイソス10月号をご覧下さい。
       参考 http://www.isosms.info/product/232

  その中でなるほど!と思ったのが「ゴールデンサークル」の話。
   これはサイモン・シネックという人がプレゼンした「心を動かす話し方」
   で、人が通常考え、行動し、何かを伝える時は、
    What(何をやるか)→How(どのようにやるか)→Why(何故やるか)
   で話を進める。

   しかし優れた組織や指導者は逆。
    Why(何故やるか)→How(どのようにやるか)→What(何をやるか)

   何故なら、WhatやHowは分かっている人がいる。しかしWhyが分かっ
   ている人は少ない。だから、人はWhatではなくWhyに心を動かされる。

   それを示した図を「ゴールデンサークル」と呼んでいるそうだ。

  なるほど、なるほど。
   「ゴールデンサークル」は初めて知ったが、Why(何故やるか)=「目的
   と理解すれば、毎日のようにトップから指導されている。
     「発言する時は、まず‘目的’を述べなさい

   私達本部スタッフは、つい方法論ややり方が先行しがち。
   そのせいか「言われたからやる」というような社員の姿勢・理解に影響を
   及ぼしている嫌いがある。

  ただ肩書きや知識があるではなく、あらゆることにおいて‘目的’がキチ
   ッと語れるかどうかで、その人の発言の重み・深み、その人そのものの見
   え方も違ってくる。その総合力が「リーダーシップ」になるのだろう。

   私もグループのリーダー。
   肩書きに胡座をかかず、心を動かす真のリーダーでありたい。

△ No.74 「メタファー」を使って相手の理解度を高める
▽ No.72 「文書の管理」は組織行動を牛耳る!?