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QMS定着への奮闘日記

No.74 「メタファー」を使って相手の理解度を高める

2012年10月11日

  前回紹介した「ISOファシリテーションセミナー」で、もう一つ興
   味深いことが書かれていた。
   大義を上手に伝えることが出来る人には「メタファー(比喩)をうま
   く使っている」らしい。

   確かに、何かを教えてもらった時、「例えば~」と分かり易い例え話
   をしてくれると、グッと理解度が増す。
   結構難しいことも、上手にメタファーを使ってくれると、分かった気に
   させてくれる。

  私も日々のやりとりの中で例え話をすることがあるが、伝えたいこと
   が自分自身しっかりと理解できていないと、ピンと来る例え話は出来
   ない。

   つまり、メタファーが出来るということは、その伝えたいことを
   「自分の言葉として持っている」ということなんだろう。

  私はQMSを回すために、日々発言をしている立場。
   たまに「何で云っていることが分からないの?」とイライラすること
   がある。

   しかしこの「メタファー」の話を聞いて、

    ・相手が分からないことではなく、私が相手の理解度を高めるよ
     うな表現をしていなかったのが拙かったんだ。
    ・伝えたいことをしっかりと理解し、自分の言葉で落としこめた状
     態になっていないままで、私は発言していただけなのかもしれ
     ない…
   
   と気づき、ドキッとした。

  ただQMSのルールをそのまま「○○しなさい」と云うだけでは、単
   なるルールのメッセンジャーに過ぎない。

   メタファを上手く使って、社員の高い理解度を持ってQMSが展開でき
   るようなリーダーを目指そう。

△ No.75 読者様からのメールでもらった、感動と勇気
▽ No.73 人の心を動かすリーダーは‘Why’を伝える