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QMS定着への奮闘日記

No.86 新内部監査、始動

2013年1月17日

  先週、審査機関のセミナーで当社のQMSについて発表してきた。
   その模様はこちら↓↓↓
     EQA国際認証センター 2013年度新春セミナー

   前回綴ったように、ストーリーの切り口を「仕事上の失敗」にしたので、
   ただ「こんな取り組みをしています」というよりは、興味を持ってもらえ
   たかな…と自負。

  仕事上の失敗は、作業のチョンボで露わになるが、失敗を起こさないため
   に、その要因となりそうな芽を摘む場の一つが「内部監査」だと思う。

   当社の内部監査は、外部の見識者にお願いした「外部監査員」制度をとっ
   ているが、今年から新しい外部監査員にお願いすることになった。

   先週、新内部監査の1回目を実施。
   その模様はこちら↓↓↓
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   監査しているプロセスの該当ドキュメントをプロジェクターに映し出し、
   参加者全員が同じドキュメントを見ながら意見を出し合っている。

  新旧共、「校正業務の流れを見る」という事には違いはないが、アプロー
   チの仕方が全然違った。
     旧:基本、ISOの要求事項は使わない。
       実際の校正業務を主体に観察し、引っ掛かるプロセス等があれば、
       それがどの要求事項に当たるのかを説明。

     新:基本、ISOの要求事項に沿って観察。
       要求事項の流れ=業務の流れという認識の下、個々の要求事項が
       当社のプロセスではどこに当たるのかを運用者に説明させ、その
       実態を確認する。

   これまでISO規格要求事項、どこにどの項目が示されているかくらいは
   知っているけど、それが当社のQMSのどこに当たるかなんかはそんなに
   考えたことも無かったから、最初は戸惑った。

  けれども、ISOをとっている会社でQMSを推進している立場としては、
   当然知っておかなければならない事だったのかも知れない。

   新しい内部監査をやってみて、要求事項がどんなことを目指しているのか
   もっともっと知りたくなったし、それによって当社のQMSももっと深みが
   出るのではないかと期待。

   何より新しい内部監査から、これまで気づかなかった〈改善の種〉も見え
   てきた。

  前の外部監査員からは、QMSのイロハを教えて貰った。本当に本当に
   感謝している。この場を借りて、改めて…ありがとうございました。

   そしてこれからは新しい外部監査員から、いろんな見識を盗むぞ!

△ No.87 私には、貴方(私)のことがこう見えます
▽ No.85 2013年のQMSも、泥臭く、泥臭く