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QMS定着への奮闘日記

No.96 不退転の強さを持った確認担当

2013年3月28日

  先日、とても嬉しいことがあった。
   それは事業所の品質保証を担当している確認担当が、「この仕事は進めら
   れない」と仕事をストップさせたこと。

  その経緯は…
   今期からスタートした、事業所の「校正業務」に「バリデーション支援業
   務」を統合したことで、ある事業所にバリデーション支援業務をお願いし
   ようと、その仕事の資料を渡した。

   その資料を見た確認担当は「こんな仕様では不安が残る」と判断したのだ。

  当社はご存じの通り、16年間、QMSに忠実にひたむきに仕事を進めてき
   たため、校正業務に従事する者の「QMS通りに仕事を進める」「不明な仕事
   は止める」という意識は相当高い。

   その旗振り役を事業所の確認担当が務めてきた。

  一方、バリデーション支援業務はというと、基本的に同じスタンスなのだ
   が…
   その事業所に確認担当がいなかったこと、また私も校正業務のグループ長
   だったため、余り目が行き届いていなかったのだが、統合し、いざふたを
   開けてみると、その中身は何ともお恥ずかしい状態だった。

   そうと分かったならば、早急な教育・訓練で、今まで以上の安心感・満足
   感をお客様に提供出来るように、この状況を改善するしかない。

  しかし、何よりも「これでは社員に仕事をさせられない」と発言した、そ
   んな不退転の強さを持った確認担当がいてくれることに、本当に嬉しかっ
   たし、そんな部下を誇らしく思った。

   この確認担当を見て、こういうのが「ひたむきに進化している」NKSの
   表れなんだと感慨深かった。

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