QMS定着への奮闘日記 >

QMS定着への奮闘日記

No.135 ドキュメント改訂の裏側に「QMSの知恵」あり

2014年2月6日

  最近、第2者監査で来社されたお客様や、当社のホームページの読者
   様と「QMSの運用」について議論する機会がある。

   どの方も「どうやったら現場に活きるQMSになるんだろうか」と真剣
   に考えられているので、一緒にお話しをしていてとても勉強になる。

  先日もある企業の社長様と品質保証の方が来社され、当社のQMS活
   動について、運用時に使っているドキュメントを見せながら説明させて
   貰った。

   そこまではよく有ることなのだが、この企業の感動的なところは、帰社
   後早速当社のドキュメントを参考に、自社の仕事のフロー図を作成さ
   れ、なんと、社長様自らがそのフロー図を持って再び来社されたのだ。

  その姿に感動し、多少失礼な発言も覚悟の上で、コチラも真剣に思っ
   たまま感じたことを意見させて貰ったのだが、この企業様が悩まれて
   いること・取り組まれていることは、少し前の当社の姿と同じ…

   だからこそ、当社の事例が参考になるかどうかは分からないけれど、
   現在の「NKSのQMS」を構築・運用するまでどんなチョンボを出し
   てきたか、その度に何に悩み、どんなことを考え、繰り返してきたか、
   恥ずかしいことも包み隠さずお話しさせて貰った。

  次の議論の場をお約束してその日は終わったのだが、その出来事を
   当社のトップに報告したところ、次のようなことを語ってくれた。
    「今回お見せしたドキュメントは現時点の完成版。
     その完成版もすぐに出来た訳ではなく、何度も何度もチョンボを
     出し、その改善の度に改訂を繰り返して出来た産物。
     つまり、ドキュメントそのものよりも、改訂の背景に当社の知恵
     が詰め込まれている!」

  ココから閃いたのが「ドキュメント改訂の変遷」
   あるドキュメントはどのような改訂(変更・追加等)がなされたのか、
   その背景には何があったのか…「NKSの知恵」を実サンプルを使っ
   て纏めてみようという試み。

   そしてどんなモノが出来上がったのか…次回は「ドキュメント改訂の変
   遷」とそこから見えてきた「NKSの知恵」をご紹介したいと思います。

△ No.136 QMS活動の知恵のカタチ「ドキュメント改訂の変遷」
▽ No.134 デメリットを克服して、QMSをパワーアップ