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QMS定着への奮闘日記

No.146 サービス業は「見せ方」も力量

2014年4月24日

  前回「力量の基本概念の整理」について案内しましたが、まだまだ
   纏まり切れていない現状。
   なので、紹介出来るカタチは無いのだけれども、そのヒントが現在
   別途纏めている前期50期のマネジメントレビューから見えてきた。

   50期も様々な「QMSの改善に繋がった活動」があったが、逆に
   「積み残した課題」もいろいろあった。

  「積み残した課題」を分析していくと、『仕組みの整理』や『力量の
   見直し』がキーワードとして挙がってきたが、それと同時に『どう実
   現するか』にもスポットライトが当たってきたのだ。

   どういうことかというと、仕組みや力量の整理・強化も必要だけれど
   も、我々のようなサービス業は、それを実現出来た、かつ、相手に
   伝わってこそ意味を成す。

   つまり「職責の果たし方をどう見せるか」までを含めて考えないと、
   目指したい「QMS活動」にならないということ。

  それは決して「校正作業」だけに限らず、前回紹介したような、挨拶
   の仕方や電話の出方、お客様への説明や所内の報連相等、そういう基
   本的なことが成立しなければ、「サービス」を生業としている当社は、
   お客様の満足・信頼は得られないし、QMSを実現する目的が果たせ
   なくなる。

   社内外問わず、真摯な態度、一生懸命さ、ひたむきさ等々が、その人
   の「持ち味」であり「力量」ということ。
   それが仕事で実現して欲しいことならば、会社は力量定義として決め
   るべきだし、その「見え方」で評価すべき…というのが、今回の力量
   見直しの基本概念となるところだと思う。

  それを「カタチ」として見せられれば良かったのだが…
   でも、キチッと考えが纏まれば、あとは力量としてカタチ作るだけ。
   具体的な構築の仕方(考え方)は、当HPの「力量」ページの通り。

   ご紹介出来るカタチになったら、その時にお見せしたいと思います。

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▽ No.145 「教育」と「力量」…概念から再整理