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QMS定着への奮闘日記

No.162 内部監査の本当の姿は「業務品質の討議の場」だった!

2016年2月18日

  2月25日に開催される、一般社団法人日本能率協会主催「第8回
   ISOマネジメントシステム活用事例大会」で当社の内部監査につ
   いて発表することになりました。
   当大会の案内はこちら>>
   日本能率協会「ISOマネジメントシステム活用事例大会」

  当社の内部監査の特徴は「外部の見識者を起用した、外部監査員
   制度」

   外部監査員制度を取り入れて12年。
   当初は外部の方に内部監査をお願いするという取り組みは珍しか
   ったかもしれないが、今では多くの企業でも取り入れている。

   それに「有効的な内部監査」をテーマに、多くの機関イベントや専
   門誌で取り上げているため、各企業でも様々な工夫や充実が図ら
   れてきている。

  そんな中で「今さらNKSの内部監査事例を発表したところで、何が
   面白いんだろう…」と正直思った。

   けれども当社の内部監査は形骸化してるとも思わないし、何より私
   自身はやっていて面白い。
   どうして面白いと感じているのか…改めて「NKSの内部監査」を
   振り返ってみた。

  当社の内部監査では…「監査チェックリスト」のようなものはなく、
   仕事のスタートから終了までの一連の流れをプロセス毎に
    「どんな風にやった?その時感じたこと・迷ったことは?
     ルールとの違和感は無い?」
   などディスカッション方式で進行。

   その中で外部監査員が「経営・品質の向上」という視点からビシビ
   シ突っ込んでくる。そして監査のアウトプット=改善の種は、社長
   も交えてとことん協議する。

   つまり、内部監査自体も、そのアウトプットの展開も、「自社の業
   務品質」についてとことんディスカッションする場になっている。
    「会社をどうしたいか…自分達の仕事の質ってなんだろう…」

   こうやって実務に合わせて具体的にディスカッションし、その結果
   を仕組みに盛り込む。
   仕事に変化・効果が現れる…だから面白いんだ!!

  当社の内部監査はもはや、固定的なイメージを超えて「業務品質を
   討議する場」になっていることを、振り返ってみて気づいた。

   そんな気づきや監査のワクワク感を発表しようと思います。

  そして思い切って…社員もダイレクトに理解してもらうために、
   内部監査という呼び名を止め、「業務品質討議会」に変更。

   今年はISO認証取得20周年。まだまだ進化出来るぞ!

△ No.163 「NKS流内部監査」ありのまま発表してきました
▽ No.161 ネーミングは相手の印象も左右する!?