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QMS定着への奮闘日記

No.177 業務品質討議会でコミュニケーションの欠落発見

2016年7月14日

  先日、ある事業所の業務品質討議会(一般的にいう内部監査)を
   実施。

   いつもは外部監査員を招いて進行していたが、今回は不在。
    (超多忙のため、今期から不定期の参加なんです)

   今回は我々本部スタッフ主動で進行。
   ちょうど第2四半期がスタートしたところでもあったので、「第2
   四半期の行動目標」を中心に議論。

  技術サービス部門である業務担当課は、今期中に取得しなければ
   ならない「JOB品質統括者資格」の認定が目標となっていた。

   「NKSの顔」として校正作業を仕切る役割の「JOB品質統括者」
   は、かなり細かく厳しく評価される、難関社内資格のため、トレーニ
   ングも相当積まなければならない。

   いざ受験してもなかなか合格者が出来ない状況が続いたため、
   「何が拙かったのか、指摘事項」や「良かった動き」等、トレーニン
   グの参考になればと思い、試験実績を『出来事と対応』で随時開
   示していた。

  てっきりその情報を読んで活用してくれていると思い、業務品質討
   議会で「JOB品質統括者のトレーニングで他所の実績や指摘事項
   を参考にしてる?」と聞くと…
      被監査員:「いや…そこまではしてませんね。」
      監査員 :「他所の結果は読んだ?」
      被監査員:「見ました…が、自所への反映はしてませんね。」

   あぁ、ガッカリ。何のために情報を開示していたのか…

  『出来事と対応』とは、全社同時に情報を水平展開・共有し、やり
   とりをするための、当社経営の肝になるコミュニケーションツール。

   それが単なる「会社から一方的に送られてくる読み物」的扱いにな
   っている…合わせて他所の状況を調査してみると…幾つかの事業
   所でも同様の状況だった…ショック。

  会社は情報を発信すれば、各事業所内または各課内で展開される
   ものと思っていたが、現実は違っていた。

   社内コミュニケーションの大きな欠落発見!

   気づいたからには改善!まずは、会社が求める社内コミュニケーシ
   ョンの場面とあり方を整理し直そう。

   また重大・重要な改善の種が見つかった、
   業務品質討議会のパワーだ!

△ No.178 社内研修日記1 グループワークゲームから『仕事』を学ぶ
▽ No.176 NKSで仕事をするということ