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QMS定着への奮闘日記

No.180 規格要求事項、平易な言葉で言い換える

2016年8月25日

  最近、お客様とお話や監査をしていると、大体決まって最後は
   「2015年版への移行状況はどうですか?」という話になります。
   ISOの専門書でも移行に伴う情報や特集が多く組まれていますね。

   当社では一応、次回(来年)に移行審査を予定。
   …で、何をしたらいいの!?

  私がQMS統括の担当になってからは、2008年版への移行があり
   ましたが、変更箇所のみを読み、当時の外部監査員の指導に甘え、
   マニュアルにちょこっと言葉を付け加えた程度で済ませていました。

   でも、2015年版は一筋縄ではいかなさそう。

   「お客様に満足してもらえる品質を提供するための組織のあり方」
   という概念は同じだろうけど、明らかに規格要求事項の中身(並び)
   は違う。求められていることもとっても深そう。

   当社のQMSを見た方々、外部監査員(現在は不定期参加)や、
   ISOの見識者、どの方も
    「NKSさんは、既にリスク管理がQMSに盛り込まれている
     ので、2015年版への移行はスムーズそうですね」
   と云われるので、どこか安心はしているのだけれども、

   でも「安心」出来る根拠がハッキリしないため、不安感を拭い去れ
   ない…どうしよう…

   根拠がハッキリしなくて不安になるなら、自分で根拠をハッキリさ
   せれば良いんだ。他人から根拠付けしてもらおうという、甘えた姿
   勢が不安の元だった。

  規格要求事項を読む…
   難しい表現もあって、読み辛いし、馴染み難い。
   だったら、平易な言葉に言い換えよう。

   ●4.1「組織及びその状況の理解」に書かれていることは、
    つまり「会社の役割をハッキリさせよう」ってことだな。

   ●4.2「利害関係者のニーズ及び期待の理解」は、
    つまり「仕事に関わる人・会社とその関係性をハッキリさせ
    よう」ってことだな。

   平易な言葉で言い換えてみると、馴染み易くなってきたぞ!
   この調子でまずは規格の各条項を理解する。

  ということで、計画から2ヶ月遅れたけど、やっと本気で
   ISO9001:2015に向き合い始めました。

   移行に向けての奮闘振り、今後も時折ご紹介したいと思います。

△ No.181 審査機関は何で選んだら良いのだろう…
▽ No.179 社内研修日記2 社長講演 社会人1~3年生に望むこと