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QMS定着への奮闘日記

No.204 パソコン内のデータが、パッと見れない・スッと出せない!?

2017年6月15日

  先週、ある事業所のお客様の第2者監査がありました。

   監査をスムーズに進めるために、監査項目のエヴィデンスがスッと
   出せるように準備を指示すると、紙で保管していた資料はすぐに出
   せるのですが、電子ファイルの資料は

     「その資料は…あれ、どこだったけ?えっと、えっと…」

   パソコン内のファイルを探し出すのに、時間が掛かっていました。

  パソコン(サーバー)内の状態を見てみると、1つのフォルダに
   400以上のフォルダやファイルが入っていました。

   今では使用していない資料や古いメール案内etc.
   整理もせず、何でもかんでも放り込まれているような状態でした。

   日常的に使用している人は「ココにあのファイルがある」が分かっ
   ているので、不便さをさほど感じていなかったようですが、

   普段使っていない人や、事業所外の人、異動者が見ると、どこに何
   があるのか、全く分からない…

     ※日常業務で使用する品質記録は、最新版が使用される
      仕組みになっています。
      また、データは社内イントラネット内で使用しています
      ので、意図しない紛失・流出はございません。
      ご安心下さい。

  誰が見ても
     『資料・情報がスムーズに取り出せない!?杜撰な情報保管
   という問題は明らかです。

   以前は、パソコン内のフォルダの位置や名称まで統一していましたが
   情報量が多くなり、「事業所が使い易いように~」と、
   近年は個人(事業所)に保管を任せた結果、このような状態になった
   ことは非常に拙い。

   パソコン内は仕事情報の本棚。
   図書館のように、本(データファイル)の置き場を決め、見たい本・
   読みたい本が、スッと探し出せる状態にしよう!

   ということで、
   「パッと見て、スッと使えるデータ管理
   を全社改善テーマに掲げました。

   パソコンは仕事で使用する道具。その中のデータは、所内/全社で
   活用する情報です。

   急いで会社(本部)が主体となって、「安全性」「利便性」「容易性」
   にポイントを置いた「データ管理の基本体制」の再構築をしなければ!
   です。

△ No.205 作業者育成の問題を解決、「資格取得道場」開門します!
▽ No.203 目標の与え方で、社員の「伸びしろ」は違ってくる