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QMS定着への奮闘日記

No.206 大事な標準器を、大切に使うための意識付けを紹介します

2017年7月13日

  当社には現在、約2,800台の標準器を所有しています。

   その標準器を毎日使用して作業をしていますので、時には意図せず
   壊してしまった!!…という場合もあります。

   正しく使用していての破損なら仕方ありませんが、中には「どうし
   て?」と不可解に思う破損もあります。

  ある時、あまりにも標準器の破損が続き、その原因を追究していく
   と、「安易な取り扱い」が見えてきました。

   故意ではないにしろ、ある人のいい加減な取り扱いは、多くのリス
   クを伴います。
    ・修理中で機器が不足する
    ・作業で使用出来ない
    ・トレーサビリティが切れてしまう
    ・修理費が発生する   etc.

   常にそのようなリスクを意識しながら使用するのは難しい。

   けれども自分達の食い扶持を稼ぐ、大切な標準器の「価値」を見
   える化することで、「大切に使おう」という意識付けの工夫は出来
   るかも。

  ということで、その意識付け工夫例をご紹介。
   「標準器の価値がパッと見て分かる識別シール」を標準器毎に貼り
   付けることにしました。

   シール1

  シールの色で「標準器の価格」を、
   目安納期識別文字で「修理に出して、校正して返って来るまでの
   これだけの期間は使えませんよ」を表しています。

   これをパッと見て分かるところに貼り付ける。
   シール2


   価格云々ではありませんが、価値とリスクが使用時に見えること
   で、「大切に使おう」という意識付けになるのでは…と期待して
   います。

   早速、社員に周知。どんな効果が出るか、楽しみです。

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