●2010年5月20日
■先週、ISO認証登録のサーベイランス審査を受けた。
当社はASRP成熟度審査が適応されているからだろうか…
これまでの書類を見てどうこういう審査とは違い、議論の時間が多かった。
これは少なくとも私にとっては有意義な時間だったと思う。
■そうは云っても、やっぱり中には納得出来ない話もある。
審査員が云っていることは分かる。
当社も決してやっていない訳じゃない。
ただ、その結論(アウトプット)のカタチのイメージが違うんだろう。
審査員が持つ一般的な価値観と、当社が持つ「現場レベル」の価値観は
違って当然なんだけれども、一般論をぶつけられても「ハイ、そうですか」
とは簡単に頷けない。
■何度も何度もアウトプットが出来るまでのプロセスと、その考え方を説明
ことで当社の思いは伝わったと思うけど、やっぱり口での説明だけじゃ
埒が明かない…って思った。
■ドキュメントがあるモノは「目的はこう、考え方はこう、やり方はこう」と
ハッキリ見せられるから議論も判断も早いけど、ドキュメントがないと互い
の価値観をフィットさせるところからスタートしなきゃいけない。
この時改めて「ドキュメントの重要性」について考えた。
言葉巧みに説明しなくても、熱く反論しなくても、ドキュメントがあれば的確
に表現してくれる…
■今回の審査で、何度も何度も説明したところがあった…
裏を返せば、何度も説明したところはドキュメントがない、若しくは内容
が漏れていると云うこと。
今当社にある全てのドキュメントをリストアップして、あらゆる切り口から
整理してみよう… 何があって、何がないのか…
これを機に、会社として「ドキュメント」の切り口から「当社の全容」を
明らかにするプロジェクトが始まった。