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QMS定着への奮闘日記

No.25 NKS流インフラストラクチャー維持の工夫

2010年 9月16日

 当社にとって、校正業務に使用する標準器は、大切な大切な財産。

  以前に比べれば取り扱いによる「標準器の破損」は少なくなったモノの、
  それでもやっぱり人が扱っている以上「つい、うっかり…」は無くならない。

 先日のQMSミーティングで「標準器の使用」に関するテーマを議論して
  いると、
    「日々の業務で使っている標準器の価格を、どれだけの人が
     知っているのだろう…」
  という意見があった。

 当社には5,000以上の標準器を所有しているが、殆どの社員がその価格
  を知らないまま、当たり前に使っているのが現状。

  大切な資産を維持するためには「気をつけて取り扱おう」という、個人の
  意識も大事だが、会社としてよりその意識に働きかけるためには「見える
  工夫」も必要ではないか…

 そこで考え出した案は…
   標準器の大凡の価格を示す「色シール」の貼り付け

  例えば…        ~ 20万未満 … 緑色
         20万以上 ~ 50万未満 … 青色
         50万以上 ~ 100万未満 … 赤色
         100万以上 ~      … 金色

  安いから云々という訳では決してないが、いつも通りに使おうとした人の
  視野に「金色」シールなんかが入ってくれば、使用の緊張感は今までと
  違ってくるだろう。

 この案はもちろん決裁。
  現在、区分と識別の仕方を検討中。
  その実践例と効果は、また後日紹介したいと思います。

△ No.26 仕事で「無口」になる理由
▽ No.24 失敗学:クレームから学んだ「外観状態検査のあり方」