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QMS定着への奮闘日記

No.63 新たな発見!「全員参加型内部監査」

2012年7月19日

  先週、内部監査を2カ所2日間で実施した。

   当社の内部監査のあり方・実態は当HPの「NKS流内部監査」でも紹介
   しているが、最近ISO専門誌「アイソス」で特集が組まれたり、トップが
   講演の中で紹介したり…と、ちょこちょこ外部の方にも知られている。

   トップの講演や外部監査員のセミナーが縁で、最近他企業の方々が当社
   の内部監査を見学する機会が増えた。

  先週もその内の1日は、大勢の方が見学された。
   (参加して下さった方々、暑い中ご足労頂きまして、ありがとうございま
    した

   「NKSの内部監査」の見学ではあるが、実質は
     ・外部監査員を起用した内部監査とはどういうものか…
     ・その外部監査員はどんな内部監査を実施しているのか…
   の見学だ。

   なので、外部監査員については「なるほど~」と思える点が幾つも有った
   と思うが、当社の実態については恥ずかしい点をお見せしたな…と思う。

   でもそういう泥臭い内部監査を繰り返して、今のQMSが構築出来ている
   のだという自信はしっかり持っている。

  さて、見学された方が、こんな事をおっしゃってくれた。
   「NKSさんの内部監査は、全員が発言していますね

   私はこの言葉を聞いた時、凄く嬉しく、そして目から鱗が落ちるような感
   覚を覚えた。

   確かにそうかもしれない。
   一般的には(昔の当社の姿でもあるが)被監査部署のリーダーが主に受け
   答えして、他の人は詳細等を補うような感じ(?)

   しかし今の当社の内部監査は、各課(3課)の責任者が被監査員となり、
   外部監査員の問いに対して各課の見地・運用から議論する。

   またその議論の中に「自分の課にも関連する内容」があったら、他課の責
   任者も議論に参加する(3課の連携で事業所運営しているので関連する内
   容が有って当然なんだけど…)。

   外部監査員はすべてのQMS活動を検証するので…つまり黙っている被
   監査員はいないのだ。

  謂わば、「全員参加型内部監査」であること。
   これもまたNKS流内部監査の特徴だということを改めて発見!

   今後はその特徴を「強み」にして、画期的な議論の場=「内部監査」にし
   たい。

△ No.64 「校正のプロ集団」になるための‘力量’を考える
▽ No.62 更に‘甘さ’が露見…だったらその‘甘さ’に手を打つんだ