●2012年7月19日
■ 先週、内部監査を2カ所2日間で実施した。
当社の内部監査のあり方・実態は当HPの「NKS流内部監査」でも紹介
しているが、最近ISO専門誌「アイソス」で特集が組まれたり、トップが
講演の中で紹介したり…と、ちょこちょこ外部の方にも知られている。
トップの講演や外部監査員のセミナーが縁で、最近他企業の方々が当社
の内部監査を見学する機会が増えた。
■ 先週もその内の1日は、大勢の方が見学された。
(参加して下さった方々、暑い中ご足労頂きまして、ありがとうございま
した)
「NKSの内部監査」の見学ではあるが、実質は
・外部監査員を起用した内部監査とはどういうものか…
・その外部監査員はどんな内部監査を実施しているのか…
の見学だ。
なので、外部監査員については「なるほど~」と思える点が幾つも有った
と思うが、当社の実態については恥ずかしい点をお見せしたな…と思う。
でもそういう泥臭い内部監査を繰り返して、今のQMSが構築出来ている
のだという自信はしっかり持っている。
■ さて、見学された方が、こんな事をおっしゃってくれた。
「NKSさんの内部監査は、全員が発言していますね」
私はこの言葉を聞いた時、凄く嬉しく、そして目から鱗が落ちるような感
覚を覚えた。
確かにそうかもしれない。
一般的には(昔の当社の姿でもあるが)被監査部署のリーダーが主に受け
答えして、他の人は詳細等を補うような感じ(?)
しかし今の当社の内部監査は、各課(3課)の責任者が被監査員となり、
外部監査員の問いに対して各課の見地・運用から議論する。
またその議論の中に「自分の課にも関連する内容」があったら、他課の責
任者も議論に参加する(3課の連携で事業所運営しているので関連する内
容が有って当然なんだけど…)。
外部監査員はすべてのQMS活動を検証するので…つまり黙っている被
監査員はいないのだ。
■ 謂わば、「全員参加型内部監査」であること。
これもまたNKS流内部監査の特徴だということを改めて発見!
今後はその特徴を「強み」にして、画期的な議論の場=「内部監査」にし
たい。
△ No.64 「校正のプロ集団」になるための‘力量’を考える
▽ No.62 更に‘甘さ’が露見…だったらその‘甘さ’に手を打つんだ