●2012年8月30日
■ 今、私はちょっと面白そうなこと(?)を手掛けている。
それはどんなことかと言うと…当社の内部監査をお願いしている外部監
査員が過去どんな指摘をしてくれたかを分析して、外部監査員の言動・思
考を見える化してみようという試みだ。
これは勿論、トップの思いつきから始まったことで、
どういうモノが出来上がるか…具体的な青写真とまではいかないけれど
も、そこには当社の今後の運用のヒントだったり、希望だったり…まさし
く〈改善の種〉が詰まっていることは確かだと思う。
■ 面白そうと思ってやり始めてみたものの、これがまぁ大変。
外部監査員を起用した内部監査を始めて8年強。その内、現行の監査プロ
グラムが構築出来た5年分の指摘を分析しているのだが、、そのデータ量
ときたら…とんでもない量で、指摘事項をピックアップするだけでも目が
回りそう。
しかしさすがに、ずっと指摘事項を見ていると、一つ一つの内容が「これ
は経営者の視点かな」「これはお客様の視点だな」「これは仕組みの遂行
度に関することだな」…などのような分類が見えてきた。
■ とりあえず分類はしてみたものの…それが何なんだ?
行き先が見えず、手が止まってしまったので、現状を社トップに相談して
みると、こんなアドバイスを頂いた。
『経営者の視点って、具体的にどういうことか?例えば、採算性とか、
営業戦略、安全性とか…もっと泥臭く考えてみてはどうか。』
そのアドバイスを持ち帰って考えてみる。「経営者の視点…経営に必要な
ことって………経営か…」そこでピンと来た!
そういえば、当社の内部監査の目的は「真のマネジメント=経営の向上に
寄与させること」ではないか!
■ 内部監査は経営を良くするためにやっている。そしてこれまで当社がやっ
てきた内部監査での指摘は、経営の改善に繋がっている。
それが経営のどの部分に関わっているのか…それを整理すればいいのだ。
とは言ってみたものの、私は経営を知らない。ならば調べるしかない。
経営の要素は「ヒト・モノ・カネ」かぁ…
それらを当社の言葉に直して考えると、どんなモノがあるかな?
●ヒト→運用者・管理者・力量・教育・コミュニケーションetc.
●モノ→仕組み・環境・設備・情報・有効性・安全性・効率性etc.
●カネ→採算性・営業戦略・市場etc.
そして3要素に共通的なのが、品質・顧客満足・改善・管理etc.
こうやって考えてみると、言われた指摘がどういう性質のことなのか、ま
たその指摘のきっかけとなったドキュメントも併せて考えれば、ドキュメ
ントがどういう性質を持っているかが見えてきそう!
■ まだまだ完成にはほど遠いけれど、やっぱり面白そうだな。
その後どんな風になっていくか…今後その状況と学んだこ
とや感じたことを併せて綴っていきたいと思います。
△ No.69 内部監査を分析 その2「そもそも何故分析するのか?」
▽ No.67 「改善提案」祭りで、仕事を活性化!