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QMS定着への奮闘日記

No.33 当社の取り組みを「見える化」する

2010年11月11日

 当社では、お客様の現場で行う作業がQMS通りに進められているか、
  実際のJOBを通して「当社のQMS活動の運用状態の観察」を内部
  監査の一環として取り組んでいる。

  その活動についてQMSミーティングで議論している際、トップからこんな
  疑問が投げかけられた。
    『現場の観察者は、どんなスタイルでやっているのか?
     お客様や作業メンバーから見て、「観察しているんだな」というのは
     分かるのだろうか…』

 実態を調べてみると…10年くらい前に配布した‘腕章’を着用している人や
  お客様に「今日は当社の作業状況を観察するために入っています」と挨拶
  している人が僅かに居ただけで、殆ど識別出来る状態になっていなかった
  ことが分かった。

  中には「作業もしないで、じっと立っている人がいる」というような誤解を
  与える場合もあるかも知れないし、何よりも客観的なメリハリに欠ける。

  そのような状態を改善すべく、新たに下図のような名札を作成した。

監査中名札

  これを着用することにより、お客様にもダイレクトに「NKSは自社の作業
  を監査しているんだな」ということが明確になり、また観察者としても
  「メリハリ」が付くだろう。

 昨今、様々な分野で「見える化」という言葉をよく目にする。

  当社では「見える化」という言葉が出るずっと以前から「当社のスタンス、
  社員の取り組み活動は全てオモテに出そう」というトップ方針の下で、
  社内イントラネットを使って、全てを‘オープン’にしてきた。

 社内の「見える化」はほぼ整った…
  これからは、当社のQMS活動に対する姿勢やその一生懸命さが、
  お客様にも伝われば…

  今後はそういう観点からの「QMS運用の工夫」を考える機会が増える
  んだろうなぁ…

△ No.34 当たり前すぎて気づいていなかった‘予防処置’
▽ No.32 校正業務品質を具現化する‘人の品質’を考える