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QMS定着への奮闘日記

No.38 新たに気づいた!「仕組み」で仕事を進める凄さ

2010年12月16日

 先週末、一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会が主催するセミナー
  を受講した。

  かねてから議論を重ねている「NKSの校正業務」のブランド構築のための
  基本知識と、何をどういうステップで進めていけばいいのかを学んだ。

  そこで学んだ仕組み(ステップ)に沿って、「NKSの校正業務」がどういう
  ブランドになるか組み立ててみて、協会の方や受講者の前で発表した。

 すると、なかなか手厳しい意見ばかり。
    「NKSの校正業務は、何を‘売り’にしているの?
     それは機能的にどんな役割を果たすの?
    「お客様が抱えている‘悩み’を、NKSの校正業務はどうやって解決
     してくれるの?」

  意見をくれた方々は他業種で、全く「校正業務」を知らない人ばかり。
  なのに、校正業務の役割であったり、当社マネジメントの本質に関わる
  ような指摘ばかり…

 どうしてこんなに本質を突いた意見が出るのかを聞いてみると、講師の方
  はこう云った…
    『それは‘仕組み’にそって創り上げたモノを、‘仕組み’に沿って
     検証しているから。
     作ったモノと仕組みにズレがあれば、何からの矛盾が生じる。
     その矛盾や疑問点が、先程挙がった意見。
     でもその矛盾や疑問点が、どのようなステップで生じたのかも
     分かるのだから、またそこから考え直せばいい。
     それに‘仕組み’という共通言語で、全員が考えているからこそ、
     全然知らない業種でも意見が出来るのです。』

 当社も‘仕組み’で仕事を進めている。
  その目的は「誰がやっても同じ仕事で、最低限の品質を実現出来ること」
  だと認識していた。

  しかし、この講師の方から説いて貰った
    「仕組みで進めるからこそ、仕組みと実態のズレが判明出来る」
    「仕組みという共通言語を持っているから、同じ土俵で議論が出来る」
  という認識は、新たな発見だ。

  改めて「仕組みで仕事をする」ことの凄さを実感すると同時に、今後の
  運用で強く認識していきたい。

△ No.39 今年〈改善の種〉が増加した理由
▽ No.37 「お客様に喜んで貰いたい」の意識で仕事に取り組む