●2010年12月16日
■先週末、一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会が主催するセミナー
を受講した。
かねてから議論を重ねている「NKSの校正業務」のブランド構築のための
基本知識と、何をどういうステップで進めていけばいいのかを学んだ。
そこで学んだ仕組み(ステップ)に沿って、「NKSの校正業務」がどういう
ブランドになるか組み立ててみて、協会の方や受講者の前で発表した。
■すると、なかなか手厳しい意見ばかり。
「NKSの校正業務は、何を‘売り’にしているの?
それは機能的にどんな役割を果たすの?
「お客様が抱えている‘悩み’を、NKSの校正業務はどうやって解決
してくれるの?」
意見をくれた方々は他業種で、全く「校正業務」を知らない人ばかり。
なのに、校正業務の役割であったり、当社マネジメントの本質に関わる
ような指摘ばかり…
■どうしてこんなに本質を突いた意見が出るのかを聞いてみると、講師の方
はこう云った…
『それは‘仕組み’にそって創り上げたモノを、‘仕組み’に沿って
検証しているから。
作ったモノと仕組みにズレがあれば、何からの矛盾が生じる。
その矛盾や疑問点が、先程挙がった意見。
でもその矛盾や疑問点が、どのようなステップで生じたのかも
分かるのだから、またそこから考え直せばいい。
それに‘仕組み’という共通言語で、全員が考えているからこそ、
全然知らない業種でも意見が出来るのです。』
■当社も‘仕組み’で仕事を進めている。
その目的は「誰がやっても同じ仕事で、最低限の品質を実現出来ること」
だと認識していた。
しかし、この講師の方から説いて貰った
「仕組みで進めるからこそ、仕組みと実態のズレが判明出来る」
「仕組みという共通言語を持っているから、同じ土俵で議論が出来る」
という認識は、新たな発見だ。
改めて「仕組みで仕事をする」ことの凄さを実感すると同時に、今後の
運用で強く認識していきたい。