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QMS定着への奮闘日記

No.41 「職場の雰囲気」を知るためのアンケート調査を実施する

2011年1月20日

 ある事業所からトラブルの発生の報告があった。
  その事実経過を聞き、会社としてどのような手を打とうか考えている
  矢先に…

   「報告した事実が違っていることが分かった」

  という連絡が事業所の責任者から入った。

  改めて事実と、何故虚偽の報告をしたのかを当事者に問うてみると、
  「本当のことを言いづらかった」ということだった。

 虚偽の報告をしたことは、決して許されることではない。
  
  これは今当社が向き合おうとしている「仕事の品質を実現する、人の
  品質」に関わるところであり、QMSを運用する人がどういう意識で
  やっているか、突っ込んで考えなければいけないと痛感した。

 しかしこの出来事を違う視点で考えてみると…
  「事実を報告出来る、職場の雰囲気になっていない」のではないか…

  そんな危機感を感じたトップの指示の下、「所員から見た職場の雰囲
  気」を確かめるアンケートを行うことになった。

    ●課内の雰囲気はどうか?
    ●責任者はどうか?
    ●あなた自身はどうか?
    ●各課間のコミュニケーションはどうか?

 これと併せて、
  「出先から見た本部運営についてもアンケートをとること」という指示
  があった。

   〈QMSの運用に関して〉
    ●本部からの情報発信はどうか?
    ●事業所からの問い合わせ・相談・意見等に対する対応はどうか?
   〈資料に関して〉
    ●発行される資料の分かりやすさはどうか?
    ●資料が発行されるタイミングはどうか?
   〈校正手順開発に関して〉
    ●手順開発依頼の回答はどうか?

 この回答は今週提出・集計される。
  きっと耳の痛い結果もあるだろう…

  でもそれで、当社のQMS運用に潜む問題が見えてくるはず。
  そう思うと新たな一歩を踏み出す絶好のチャンスだと思う。

  次回、そのアンケートの結果とそこで感じたことを併せて綴りたいと
  思います。

△ No.42 内部監査員が育たない…
▽ No.40 稼働率は下がった…でもそこから考えられるメリット