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QMS定着への奮闘日記

No.40 稼働率は下がった…でもそこから考えられるメリット

2011年1月13日

 あけましておめでとうございます。

  卯年は「飛躍の年」と云われます。
  NKSも、QMSに基づいた上で更なる進化が出来るように、様々な問題・
  改善の種に真っ向勝負する「チャレンジ精神」を大事にしたいきたいと
  思っています。

 さて、昨年末「当社の標準単価を見直そう」という話題が挙がり、
    ・作業にどれだけ時間が掛かっているか
    ・市場価格
  等を基に、現在検討を進めている。

  その準備として社員の稼働状況を調べてみると、この1,2年稼働率が低く
  なっていることに気づいた。

  当初その要因は、一昨年のリーマンショックの影響で、大口業務が減った
  から…と考えていた。

 しかし、トップから「本当にそうだろうか」という疑問が投げかけられた。

    『稼働率が高いに超したことはないが、低くなった要因が何かによって
     見方が変わってくる。
     時間の使い方が生産的なのか、それとも非生産的なのか掴まないと
     数字だけでは分からない。

     例えば、ミーティングや勉強会をする時間が長くなれば、稼働率は
     下がる。
     しかしその反面、QMSが充実したり、業務に関わる知識が付く
     というメリットが考えられる。』

 確かに、出先からは「3課ミーティングに多くの時間をとられている」と
  いう声が有るし、内部監査でその運用状況も見ていて「時間を掛け、しっか
  りやっているな」という印象が有る。

  そのおかげで「QMSで仕事をする」業務の質も、運用者の意識レベルも
  確実に向上している。

 これまで内部監査や日々の運用状況を見ていて、「QMSが定着しつつ
  あるなぁ」と感じていたが、こういう稼働状況からも推測出来るんだ…

  ただ、数字を数字として捉えるだけでなく、その数字から何を発想するか…
  「発想は固執せず、広い視野を持て!」と教えてくれたテーマだ。

△ No.41 「職場の雰囲気」を知るためのアンケート調査を実施する
▽ No.39 今年〈改善の種〉が増加した理由