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QMS定着への奮闘日記

No.61 「明瞭に考える」ための6箇条

2012年7月5日

  今期は〈改善の種〉が多い。
   〈改善の種〉は会社が良くなるためのきっかけだから良い事なんだけど、
   その発端の多くが最近当該日記でも紹介しているような、チョンボやク
   レームというのが残念。
   しかもその原因の殆どが「人の運用・意識」に関わるところなだけに、な
   かなか手が打ちづらい…。

  しかし一番の問題は、悩んでばかりで対策を立てるのに時間が掛かりす
   ぎていること。
   もたもたしている我々の問題点をトップから言及された…
   『「考える」仕方を知らない。』

   考えれば必ず「知恵」は出るはずなのに、それを頭の善し悪しとか、知識
   の有無で片づけるから、出てくる「知恵」も出てこない…と。
   そんな我々に「明瞭に考える(表現する)6箇条」を教えてくれた。

     ①難しい言葉は使わず、易しい言葉を使う
     ②抽象的な言葉は使わず、具体的な言葉を使う
     ③主語・目的語を必ず書け、省略するな
     ④数量化出来るモノは、出来るだけ数量化せよ
     ⑤いつ・どこで・誰が・何を・何のために・どのように…を書く
     ⑥具体的な事実を出来るだけ細かく書け

  こうやって聞くと、とても当たり前のことなんだけれども、すんなり出来な
   い…なんでだろう…?
   それは「事実」をキチッと整理していないからだそうだ。
   中途半端な情報で考えようとするから、形式的で精神論のような発想で終
   わってしまうのだと。

  以前トップから「考えることは、一つの技術である」という話を聞いたことが
   ある。

   この技術を身につけるためには、ボヤいてないで、問題毎に事実を6箇条
   に沿って整理しなきゃ…

△ No.62 更に‘甘さ’が露見…だったらその‘甘さ’に手を打つんだ
▽ No.60 仕事を任せるのが不安…だから手を打つんだ!