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QMS定着への奮闘日記

No.97 第1回 QMS運用勉強会を開催

2013年4月4日

  新しい仕組みでの運用が始まって半月。
   みんな、その仕組み通りに仕事を進めようと、手順書片手に不慣れで戸惑
   いながらも取り組んでくれている。
   この一生懸命さには本当に感心する。有り難い。

   迷ったことがあれば「この動きの意味は、どう捉えたら良いですか」と質
   問し、積極的に理解しようとしてくれている。

  このような質問に対し、私は一つずつ答えていたのだが、ふと、「これで
   は1対1のやりとりにしかならないし、質問に対して答えるだけのモグラ
   叩きにしかならない」と気づいた。

   きっと同じような疑問はどの事業所でも少なからず感じるはず。ならば
   個々の質問が来たら答えるのではなく、一気に解決した方が早い!
   それにただ答えを与えただけでは、そこで終わり。ならば自分で考えて答
   えを練り出して貰えば、それが自分の「モノ」になるのでは!

  そんな発想から思いついたのが、TV会議システムを活用した(回線の都
   合上)6人の運用者がLIVEでやりとりする「QMS運用勉強会」。

   その中身は…ある1人の質問事項に対し、他の5名が「自分はこう考え、
   このように取り組んでいる」を発表し、またその内容を6人でシェアする。
   本部にいる私はファシリテーター役。

  「ウチの事業所はこのようにやっているよ」と各所のやり方が発表され、
   なるほどと思えるものは各々参考にしていた。
   でも私が聞いていて良いなと思ったのは「何故そのようなやり方になった
   のか。」の議論。

   現行のやり方に至るまでの背景や、進めながら今抱えている不安等が語ら
   れる。同じ運用者だからこそ共感出来るのだろう。

  テーマが深く、これといった明白な答えが出ずに勉強会は終了したが、同
   志の心情に触れ合ったり、苦労しながらもチャレンジしている人の刺激的
   な意見をシェア出来たことは、とても価値のある時間だったと思う。

   初めての試みで、ファシリテーター役としてはまだまだ足らないことだら
   けだったけど、私にとっても〈改善の種〉がいっぱい詰まった時間だった。

   また近いうちに開催しよう。

△ No.98 顧客満足なサーベイランス審査
▽ No.96 不退転の強さを持った確認担当