●2013年3月28日
■ 先日、とても嬉しいことがあった。
それは事業所の品質保証を担当している確認担当が、「この仕事は進めら
れない」と仕事をストップさせたこと。
■ その経緯は…
今期からスタートした、事業所の「校正業務」に「バリデーション支援業
務」を統合したことで、ある事業所にバリデーション支援業務をお願いし
ようと、その仕事の資料を渡した。
その資料を見た確認担当は「こんな仕様では不安が残る」と判断したのだ。
■ 当社はご存じの通り、16年間、QMSに忠実にひたむきに仕事を進めてき
たため、校正業務に従事する者の「QMS通りに仕事を進める」「不明な仕事
は止める」という意識は相当高い。
その旗振り役を事業所の確認担当が務めてきた。
■ 一方、バリデーション支援業務はというと、基本的に同じスタンスなのだ
が…
その事業所に確認担当がいなかったこと、また私も校正業務のグループ長
だったため、余り目が行き届いていなかったのだが、統合し、いざふたを
開けてみると、その中身は何ともお恥ずかしい状態だった。
そうと分かったならば、早急な教育・訓練で、今まで以上の安心感・満足
感をお客様に提供出来るように、この状況を改善するしかない。
■ しかし、何よりも「これでは社員に仕事をさせられない」と発言した、そ
んな不退転の強さを持った確認担当がいてくれることに、本当に嬉しかっ
たし、そんな部下を誇らしく思った。
この確認担当を見て、こういうのが「ひたむきに進化している」NKSの
表れなんだと感慨深かった。