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QMS定着への奮闘日記

No.127 QMS運営で最も嬉しい改善

2013年11月21日

  前回は突然のお休み…申し訳ございませんでした。
   突然冬っぽくなり、子供の保育園では鼻が垂れていない子を探す方が
   難しい程。皆様、どうぞご自愛下さいませ。

  さて、先日ある事業所の内部監査を行った。
   その事業所は以前あまり風通しが良くなかった。暫くの間、本部も直接
   関わって運営改善を試みたが、なかなか期待する動きにはならなかっ
   たため、今期から3課の責任者を総入れ替えした。

   そしてその新しい責任者になって初めての内部監査、直接運営状況を
   観させてもらった。

  緊張した面持ちで、監査員からの質問に対して答えたり資料を出したり
   するのもアタフタしていたが、暫くすると慣れてきたようで、キチッと
   した受け答えになってきた。

   一つ一つの議論に対して、自分の考えをハッキリ述べられる。
   またその発言は、事業所の現状と自分の経験から何が有効なのか、彼
   なりではあるが分析した見解も述べられ、聞いていてとても感心した。

   しかもそれは内部監査だからと特別に述べられた訳ではなく、普段の
   3課ミーティングでも話題に挙げているらしい。
   こんな動き、前任者には申し訳ないが、以前は考えられなかった。

   確かに風が通っている。
   当初は思い切った異動に不安もあったが、采配が功を奏したと思える
   結果が出ている事は、正直嬉しかった。

  でもそんな結果よりも「責任者として職責を果たすために、何をしなけ
   ればならないのか」
を模索しながら3人力を合わせて一歩ずつ前進しよ
   うとする彼らの姿勢そのものが嬉しかった。

   当社のQMSは単に仕組みを作って「その通りやりましょう」ではなく、
   どんな姿勢で取り組んで欲しいか、それによって会社は職場をどうした
   いと思っているのかも伝えてきた。

   そんな取り組みの努力が報われたのかなと(良いように)解釈すると…
   これほど嬉しいQMS運営の改善はない!とつくづく実感。

  これも17年間のQMS運営で培ってきたノウハウとその成果の一つ。
   そんなNKSのノウハウを提供する「QM戦略運営 講演開催」の紹介
   をする予定でしたが、偶々QM戦略運営での効果の事例があったので
   綴りました。
   また次回号以降で講演についてお知らせしたいと思います。

△ No.128 人の行動は簡単に変えられない
▽ No.126 QMSで仕事をするには「流れ」があった!