●2014年1月16日
■ 本年もよろしくお願い申し上げます。
NKS流のQMS運用を様々な切り口からお伝えしたいと思います。
本年最初の記事は、当社が昨年3月からの新体制で取り組んでいる
「業務方針決定ミーティング」をご紹介。
(昨年末の振り返りで紹介していなかった事が分かったので)。
■ 突然ですが、仕事の注文を受けた後に「これは当社では出来ない…」
と困ったことは無いでしょうか。
当社でも、お客様から引き合いがあって、出来そうと思い受注に繋げて
みたものの、業務を進行して行くに連れて「アレ、出来ない!?」と気づ
くケースが恥ずかしながら幾つかありました。
・当社の標準器の能力の方が劣っていた
・合致する手順書が無かった
・想定していた作業環境とは全然違っていた etc.
■ その度に業務を中断して再検討したり、「実は出来ないんです」とお客
様に謝ったり…中には「出来るかも」という安易で根拠もない判断で進
めてしまったがために、トラブルになってしまったり…
お客様にも迷惑を掛けたし、会社としても悲しい想いをしました。
■ そんな失敗を繰り返さないために構築した仕組みが「業務方針決定
ミーティング」
お客様から引き合い(見積依頼)が有った時点で、お客様のニーズは
勿論、作業環境や制約事項等を具体的にハッキリさせ、その一つ一つ
がNKS(会社/事業所)として実現する事が出来るかを、「手順書」
「標準器」「力量」「安全性」「時間」の5つの側面から立証する取り
組み。
つまり、お客様に向けては…仕事を請け負う姿勢の現れを、社内的に
は…技術的な基本方針や業務の方向性を「見積段階」で確立するので
す。
■ 一口で言うと簡単ですが、これが意外と大変!
どのように確立しているのか…次回使用しているドキュメントと運用
者の苦労等を合わせて仕組みの中身を紹介したいと思います。