●2014年2月6日
■ 最近、第2者監査で来社されたお客様や、当社のホームページの読者
様と「QMSの運用」について議論する機会がある。
どの方も「どうやったら現場に活きるQMSになるんだろうか」と真剣
に考えられているので、一緒にお話しをしていてとても勉強になる。
■ 先日もある企業の社長様と品質保証の方が来社され、当社のQMS活
動について、運用時に使っているドキュメントを見せながら説明させて
貰った。
そこまではよく有ることなのだが、この企業の感動的なところは、帰社
後早速当社のドキュメントを参考に、自社の仕事のフロー図を作成さ
れ、なんと、社長様自らがそのフロー図を持って再び来社されたのだ。
■ その姿に感動し、多少失礼な発言も覚悟の上で、コチラも真剣に思っ
たまま感じたことを意見させて貰ったのだが、この企業様が悩まれて
いること・取り組まれていることは、少し前の当社の姿と同じ…
だからこそ、当社の事例が参考になるかどうかは分からないけれど、
現在の「NKSのQMS」を構築・運用するまでどんなチョンボを出し
てきたか、その度に何に悩み、どんなことを考え、繰り返してきたか、
恥ずかしいことも包み隠さずお話しさせて貰った。
■ 次の議論の場をお約束してその日は終わったのだが、その出来事を
当社のトップに報告したところ、次のようなことを語ってくれた。
「今回お見せしたドキュメントは現時点の完成版。
その完成版もすぐに出来た訳ではなく、何度も何度もチョンボを
出し、その改善の度に改訂を繰り返して出来た産物。
つまり、ドキュメントそのものよりも、改訂の背景に当社の知恵
が詰め込まれている!」
■ ココから閃いたのが「ドキュメント改訂の変遷」
あるドキュメントはどのような改訂(変更・追加等)がなされたのか、
その背景には何があったのか…「NKSの知恵」を実サンプルを使っ
て纏めてみようという試み。
そしてどんなモノが出来上がったのか…次回は「ドキュメント改訂の変
遷」とそこから見えてきた「NKSの知恵」をご紹介したいと思います。
△ No.136 QMS活動の知恵のカタチ「ドキュメント改訂の変遷」
▽ No.134 デメリットを克服して、QMSをパワーアップ