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QMS定着への奮闘日記

No.138 「ドキュメント作りの基準」改めて、考える

2014年2月27日

  先日から綴っている「QM戦略実践
   更に中身が詰まったテキストにしようと、当社のQM戦略の実践者でも
   ある本部スタッフの知恵・経験談を結集している最中。

  当HPでも紹介しているが、当社のQM戦略の代名詞は、何と言って
   も「ドキュメント」

   この十数年で多くのドキュメントを作り、今現在も使っているが、改
   めて「仕事をドキュメント化する」ということを整理してみると…

   感覚的に「こう表現すると良いだろう」「こんな風に纏めよう」と作っ
   てきていたため、社内でも微妙に統一性があるような無いような感
   じだったことに、改めて気づいた。

  例えば…ある工程のフローチャート(流れ図)を作るとなった時、何と
   なく「□(四角)」や「◇(菱形)」、「-(実線)」「---(破線)」
   を使っていたが、フローチャートに関するJIS(JIS X 0121)が
   あって、「□」「◇」やその他諸々、記号にはちゃんと「決まり事」
   が有ることを、今回の整理の中で初めて知った。

   そんな決まり事があったなんて知る由もなく、見様見真似で作ってきて、
   大きく外れた使い方はしていなかったけれど、これを機に今後のフロー
   チャート作りで使用する流れ図記号の統一化と当社なりの定義づけを
   することにした。

  「QM戦略実践のテキスト作りに…」と思って動き始めたのに、奇しく
   も当社自身が「自社のドキュメント作り」を見つめ直すことになった。

   ここでキチッと「ドキュメント作りの基準」…使用する言葉とその定義
   づけ、表現の仕方を決めることで、勿論統一化も図れるし、何より作
   成側と使用(運用)側との間の「解釈のズレ」も軽減されるのでは。
   ということは、「共通言語」が持て、それで議論が出来るのだ!

  また「NKSのドキュメント」が一歩前進しそうだ。
   この「ドキュメント作りの基準」構築で発見したこと、その効果などを
   今後お伝えしたいと思います。

△ No.139 一言で「記録」といえども…
▽ No.137 NKSのQMSの軌跡「QM戦略実践」生の声で提供します