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QMS定着への奮闘日記

No.153 社員は「実行責任」なんだけれども…

2015年11月12日

  悲しいことに、またお客様クレームがあった。
   しかも一番あってはならない「決められたことを決められた通りに
   実行しなかった」人の運用が起因。

   お客様からも「ISOならば‘仕組み’で手を打たなければならな
   いのでしょうが、これは個人の問題ではないのか?」と指摘された
   が、まさしくその通りだと思う。

  これまでトラブルが起きて、それが人の運用に問題があったとして
   も、「こういう風にさせてしまった仕組みに問題があるんだ」と捉
   えて、仕組みとして手を打ってきた。

   まだまだ発展途上ではあるけれど、多くの方から「そんなことまで
   決めているの!?」と驚かれるくらい、私にとっては自慢のQMSだ。

   そして、このQMSをひたむきに実施してくれている社員がいるか
   ら、当社の「校正品質」が維持されている。

  けれども、悲しいことに中には「分かっていてやらない」「やって
   いないことを隠そうとする」者がいる。

   当社は常々「会社は結果責任、社員は実行責任」と言っているが、
   「分かっていてやらない」社員を、会社はどれだけ守ればいいの
   か…

   それで一生懸命やっている社員と同じではフェアじゃない…って、
   私個人の意見としては思うところがないことはない。
   (企業なのでそうばかりは言えないのも十分承知…)

  どんなに「これで同じトラブルは出さないぞ!」と思って仕組みを
   構築しても…最終的にはそれを実現する「人」「人」「人」
   前回綴った「社員の仕事振り」に行き着く。

   予定では、社員の仕事振り向上の一環とした「JOB統括者の力量
   評価」についての紹介でしたが、その取り組み中に起きた、NKSの
   校正業務の根底を揺るがす出来事を、少々ボヤキ気味に綴ってし
   まいました。

   「もう二度とこんな仕事振りは出さないぞ」と、改めて緒を締め直さ
   ねば。

   一筋縄ではいかないけれど、品質向上に向けたNKSの奮闘振りを
   ご紹介したいと思います。

△ No.154 社内コミュニケーションの絶対的エース「TV会議システム」
▽ No.152 NKSの校正品質は「人」が握っている