●2016年4月7日
■ このシリーズの締め括りとして、当社の内部監査の理念と申しま
しょうか、内部監査について思っていること、大事にしたいこと
をご紹介したいと思います。
①現場の動き、その品質を見る場であるべし
「ISO要求事項を満たしているか」
「社内ルール通りに(記録は)出来ているか」など、
ISO要求事項との○・×や、記録だけの監査は無価値。
本来、会社・経営者や管理者の方々が気にかけていることは
「仕事上で迷ったり、悩んだりしていることは無いだろうか」
「どのように仕事やその品質が実現されているだろうか」
だと思います。
だったら、記録上の監査ではなく、現場(対象部署)の動きの実態
や、その仕事の品質・質に向き合う場でなければ意味がないと思
います。
②監査する視点は、「経営者」であるべし
経営の目標は、「利潤の追求」もあるけれど、その前提に
「お客様に喜んでもらいたい」
「お客様に満足・信頼して貰える製品・サービスを提供したい」
があると思います。
そのため上記にも挙げたように、
「そこに関わる人・社員が、決められたことを困ったり迷ったり
せず、実現できているだろうか。」
「問題は潜んでいないだろうか。」…が知りたいこと。
そんな観点で内部監査を実現しようとするならば、所謂「内部監査
員研修・教育」だけでは足らない。
だから必要とされる力量は、経営者の視点で仕事・業務を見たり、
考えたり出来ることだと思います。
③仕事や業務品質を討議する場であるべし
№162内部監査の本当の姿は「業務品質の討議の場」だった!でも
綴りましたが、これまでの活動を振り返ってみると、当社の内部監査
はもはや、固定的なイメージを超えて、仕事や業務品質を討議する
場になっています。
よって従来の「内部監査」から「業務品質討議会」と呼び名を変更
し、定義を下記のように定めました。
【定義】
社員自身が、自分達の創り出す「業務品質」を経営の側面から
確認・討議、相互理解する場
■ 当社の内部監査、もとい、業務品質討議会についてより深くお伝え
したいと思い、5回に渡ってご紹介しました。
また機会があれば、業務品質討議会でのトピックスや、当社の改善
活動等をお伝えできればと思います。 ありがとうございます。
■ 明日は月1回の「業務品質討議会」の日。
どんな改善の種が見えてくるだろう、それによって会社がどのよう
に前進するだろう…楽しみ。
△ No.169 Time is money. 仕組みで生み出したすっごい効果
▽ No.167 内部監査にかける熱い想い4 「内部監査は改善のためのお祭り」