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QMS定着への奮闘日記

No.169 Time is money. 仕組みで生み出したすっごい効果

2016年4月14日

  前回まで、当社の内部監査の歴史や現在の姿、理念等を綴りましたが、
   今回は内部監査からアウトプットされた、すっごい効果をご紹介します。

  当社では外部監査員を起用していますが、現在の外部監査員が最も
   重要視しているのが「コスト意識を如何に高めるか」

   会社及び事業所毎の年間・月間の目標売上額が設定されていて、達
   成するために事業所は日々奮闘しています。

   でも所内で話題に挙がるのは、月度や年度が終わって「目標達成出
   来たね・出来なかったね」の結果論ばかりで、「売上を上げるため
   に…」と戦略的に取り組んでいるのは営業担当。

   取ってきた仕事をこなす技術サービス担当や品質保証担当は、日常
   活動の中で「コスト」を意識することは殆ど無かった。

  そんな当社の姿を見た外部監査員から「コストへ意識が低すぎる
   と苦言。でもそれが当社の変化点になった。

   「売上額だけがコストじゃない。時間だってコスト。
    同じ仕事だって時間が短縮出来れば、コストパフォーマンスは
    上がる。短縮出来た時間で他のお客様の仕事が請けられる。
    時間短縮するためには、力量も上げなければならない。
    力量が上がれば、請けられる仕事の幅も広がる。
    その結果、売上額も上がるんだよ。」

   実は私もコスト意識が乏しく、またどこか「コスト」という言葉に
   ちょっと教条しい感を持っていて、「コスト」と仕事で発言するこ
   とは殆ど無かったが、外部監査員のこの言葉を聞いて、自分の経営
   ・運営に対する認識の矮小具合に反省。

   Time is money.  時は金なりだ。

  外部監査員のアドバイスから、社長や本部スタッフで知恵を出し
   合って創り出した、「コスト意識を高める」仕組みが『業務時間
   管理表』(下図)だ。

   業務時間管理表

   この資料の目的は「1JOB毎の各プロセスにおける査定時間と実
   績時間を比べて、時間オーバーしたプロセスの原因を検証し、次回
   作業の改善に繋げる」こと。

   つまり、お客様から請負った仕事(JOB)が、見積書に計上した
   査定金額=査定時間以内に実施出来たか。
   時間オーバーしたなら、何故オーバーしたかを3課ミーティングで
   検証し、次回の仕事ではオーバーしないような改善策を講じる。

   総論ではなく「プロセス毎」に細分化して検証するというところが
   ミソ。

  『業務時間管理表』の運用を始めて3年目だが、1年目と2年目を
   同じ仕事量で比較すると、結果、
    事業所平均464時間、全社で約5500時間以上の時間短縮
   になっている!! すっごい効果。

   何故こんなすっごい効果を生み出せたのか、それは次回ご紹介し
   ます。

△ No.170 プロセスアプローチでコスト意識を高める
▽ No.168 内部監査にかける熱い想い5 「NKS流業務品質討議会理念」