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QMS定着への奮闘日記

No.181 審査機関は何で選んだら良いのだろう…

2016年9月8日

  最近よく幾つかの審査機関から「審査機関を見直されませんか?」
   という連絡を頂きます。

   次回審査は移行審査を考えているし、何より2015年版からは「審
   査のあり方や質がガラッと変わるかも」という噂を聞くので、いろ
   んな審査機関の話を聞くのも面白そうと思い、来社してもらって、
   お話を伺っています。

   どの審査機関もそれぞれの姿勢・特色があり、とても興味が湧く。
   何より、審査費用がとてもリーズナブルでビックリ!

  現在当社がお願いしている審査機関も、審査自体も好意が持てる
   し、費用もリーズナブル。

   これまで「ISO審査はコストが高いだけで、形式的・教条的で何
   も得られない」と期待が持てませんでしたが、現行の審査機関にな
   って、初めて「コストパフォーマンスが良い」と感じました。

  でも、よくよく考えてみると…パフォーマンス自体は「審査機関」
   ではなく、担当してくれる「審査員」。

   今年4月に担当してくれた審査員も、「企業経営にとってのISO」
   に対する見識が高く、受けた審査にもお話にも惚れ惚れしまし
   た。

   けれども、審査の公平性から、ずっと同じ審査員の方が担当してく
   れる訳ではないし、基本的に担当する審査員は、審査機関が決め
   ること…

  2015年版への移行、数機関からのセールスPR、審査の有効性…
   いろんなことを総合的に考えていると、ある疑問にぶち当たってし
   まった…

   審査機関は
   「機関の姿勢や評判で選ぶべきか、審査員で選ぶべきか」

    ●審査機関の特色や姿勢には好感が持てた、世間の評判も良い、
     としても、実際の審査は担当する審査員の力量による。

    ●審査員で選びたくても、一度受けてみないと判断出来ないし、
     ずっと同じ方が担当する訳でもない。
     同等の力量の方が担当するとも限らない。

   それに企業としては、審査費用も重要だ。

  「審査機関の姿勢・評判」で選ぶのか「審査員」で選ぶのか、
    それとも「審査費用」で選ぶのか…暫く悩みそうだ。

△ No.182 内部監査の第3章 業務品質討議会が始まった
▽ No.180 規格要求事項、平易な言葉で言い換える