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QMS定着への奮闘日記

No.182 内部監査の第3章 業務品質討議会が始まった

2016年9月15日

  ISOの専門誌を読むと、2015年版で認証取得された企業がドン
   ドン増えています。
   2015年版の理解や運用のセミナーも多く開催されています。

   当社の外部監査員は、当社の業務品質討議会(内部監査)以外に、
   コンサル・アドバイザー・指導員等、ISO関連の多方面で活躍され
   る売れっ子さんですが、
   2015年版の理解やマニュアル変更のための研修依頼に引っ張りダ
   コで、年内は目一杯予定が入っているそうです。

  なので、最近は当社の業務品質討議会には不定期参加です。
   不参加の時は、社内の監査員(本部の各グループ長)が運営・リー
   ドしています。

   これまでは外部監査員に議論の進行を任せていたのですが、社内で
   やるとなると「何を議論するか」事前に練らなければなりません。

   日常の活動状況、行動目標の進捗状況、悩んだり迷っていること、
   G長から見て気になることetc.あらゆる事実から議論したいことを
   ピックアップ。
   本来当然のことなんですがね…

   「社内でやったら業務品質討議会の質が落ちたと、トップから指摘
   されたらどうしよう」そんな見えないプレッシャーを感じています。

  で、実際はどうなのか…
   外部監査員のように広い視野では無いけれど、1つの話題に対して
   じっくり深く討議出来ていると感じます。

   社内の人間だからこそ、ぐいぐい食い込めるし、言いたいことも言い
   合える。自社の仕組みと自分達の仕事振りを巡って、こんなに社員
   同士で主体的に知恵を出し合ったことはあったでしょうか。

   まさしく当社の業務品質討議会の定義通り
    「社員自身が、自分達の創り出す‘業務品質’を経営の側面から
     確認・討議・相互理解する場」

   になっていると思います。

  ISOのためにやっていたお座なりな内部監査を〈第1章〉、外部
   監査員を起用し経営に直結した内部監査を〈第2章〉とするならば、
   業務品質討議会という〈第3章〉が始まったところです。

   どんな第3章になるか、今後もこれから繰り広げられる業務品質討
   議会の模様や気づき等をお伝えしたいと思います。

△ No.183 『QMSの落とし穴』に嵌り、本来の力量が問われ始めた
▽ No.181 審査機関は何で選んだら良いのだろう…