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QMS定着への奮闘日記

No.125 「無事故宣言」する人・しない人、それぞれのハンドルを握る想い

2013年10月31日

  当社では「非加害者無事故宣言」という取り組みをしている。

   運転する人・しない人関わらず、事故はイヤなもの。

   事故に遭うことは予測不可能だけれども、少なくともハンドルを握る時
   は「安全運転で行くぞ!事故は起こさないぞ!」と思って欲しい、とい
   うドライバーへの意識付けが、この「非加害者無事故宣言」活動だ。

   極めつけは、社員毎に「非加害者無事故宣言カード」(下図参照)を配
   布。運転時は車内に掲示して、常に意識出来るようにしている。
       無事故宣言
     ※1年間無事故を達成した宣言者には、会社から表彰金を贈呈

  その甲斐あってか、いや、社員の「安全運転」への努力の賜だが、この
   1年間で発生した加害者事故は2件に留まった。

   ちなみに当社では現在、67台の社用車があり、全台数の走行距離が
   約322,000㎞(地球8周相当)。
   事故の発生は残念だけど、それだけ走っていて2件は凄いし、ケガもな
   く、大きな事故でもなかったことは幸いだった。

  そしてまたこれからの1年間「非加害者無事故宣言」をする社員が続々
   と手を挙げている。「安全」への強い意識の現れに嬉しく思う。

   しかし数人、宣言しない人がいる。何故宣言しないのか、理由を聞いて
   みると、「事故は絶対起こしたくはない。でも予測も出来ないから宣言
   出来ない」という、その人なりに真剣に考えすぎたがために、手が挙げ
   られなくなったそうだ。

   それはそれで、とても誠実さを感じるし、宣言していない人で事故を起
   こした人もいない。

  この人達を見ていると、宣言の有無ではなく、「安全運転」を強く意識し
   て、真剣にハンドルを握るかが大事なんだと実感する。

   手を挙げないことは少し残念な気がするけど、強く意識している人がど
   んな行動をし、どんな結果が出るのか、ちょっと楽しみでもある。

   ふと思い出した。品質目標の策定等でトップが説いてくれる言葉を…
   「私はどうなりたい!と真剣に考え動けば、必ず成果や成長がある」

△ No.126 QMSで仕事をするには「流れ」があった!
▽ No.124 仕組みで仕事をするとは…