QMS定着への奮闘日記 >

QMS定着への奮闘日記

No.194 時間意識向上のアイテム「チャイムが鳴る時計」

2017年2月2日

  経営に関わるコストに「時間」がありますが、
   当社はその「時間意識」が弱点。

   業務品質討議会で外部監査員から「時間=コスト意識が低すぎる」
   とズバリ指摘され、№169で紹介した『業務時間管理表』の仕組み
   構築し、業務時間削減に繋がったと同時に、社員に「時間意識」が
   根付いてきました。

   「JOBの実現は、指示(査定)時間内に進行しなければならない」
   という意識から、
     「準備は○分でやる」 「作業は△時間でやる」 など、

   プロセス毎は目標時間を持った運用になってきましたが、総合的に
   見るとメリハリのない動きもあります。

   私も事業所で仕事をする際、ついつい「いつの間にか、お昼休憩の
   時間を過ぎていた!」と焦ることがあります。

  本部で仕事をしている時は、会社の就業時間に合わせて動いてい
   るのに…
   その違いは「チャイム」だったのです。

   本部では、始業時刻・休憩時刻・終業時刻に合わせて「チャイム」
   が鳴ります。そのチャイムを合図に、
     「12:00になったから、お昼休憩にしよう」
     「休憩が終わった、さぁ午後からもやるぞ!」
   と、全員が就業時間に合った動きをします。

   しかし「チャイム」がなかった事業所は、時刻に気づくか気づかな
   いか。
   メリハリのない動きになるのも当然でした。

  なので、今週全事業所に「チャイムが鳴る時計」を設置。
   併せて、チャイムが鳴る時刻も決めました。
     8:25 … 仕事の準備
     8:30 … 始業時刻
     12:00 … 休憩時間始まり
     12:45 … 休憩時間終わり
     16:55 … 仕事の片付け
     17:00 … 終業時刻
     18:00 …… 残業時間やその経過への意識

  「チャイム」とういう時間意識向上アイテムによって、メリハリの
   ある動きだけでなく、「仕事への社員のあり方」にも効果があるの
   では、と今後の仕事振りにワクワクしています。

△ No.195 「QMSで仕事をする」強み・弱み
▽ No.193 「ルール」はどうあったら受け入れられるのか