●2018年2月22日
■ 先日、業務品質討議会(内部監査)でメンバーの一人からこんな発
言が有りました。
「作業のリスク対策の協議はどこまで協議すれば良いのか?」
この発言の背景は、リスク対策を協議する場面で、
①Aさん:資料に書かれたリスクについてのみの協議
②Bさん:実際の作業をイメージしたリスクまでを協議
協議の内容や質が、人によってバラツキがあるため改善したいとい
う想いが有りました。
■ どこまで協議すれば良いのか…そう聞かれたら「とことん協議して
ください」と答えるしかありません。
リスク対策を協議する目的は「作業を安全裏に実施するため」です
から、「これなら安全に作業が出来るぞ!」と確信が持てるまで協
議して欲しいです。
しかし、想定されるリスクとその対策がQMS資料に書かれ、その内
容を確認していたら…QMSの運用として間違えてはいません。
でも、これでは本来の目的が置き去りになっています。
■ 仕事の細部まで仕組み化し、社員がQMSのルールを実直に守ってく
れることは嬉しいですが、逆に言えば考えなくても仕事が出来てし
まう現実。
いつしか「仕事のためのルール」が「ルールのための仕事」に摩り
替わっているように感じます。
■ 上記の話題を更に深掘りしていくと現行のルールに欠点が見つか
ったため、ルールの見直しを行いますが、
現場の「仕事のためのルールをより良くしたい」という意識への改
善も、向き合わなければならない課題です。
△ No.222 外部試験所としての「第二者監査」の協力体制を築いています
▽ No.220 「データインテグリティ」新たな課題が見つかりました