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QMS定着への奮闘日記

No.114 責任者の動きを細かく分析…改善の種がザックザク

2013年8月8日

  当社では、事業所の各課責任者がどんな動きをしているのか、「課のマネ
   ジメント」のどういうところで苦労をしているのか…その実態を会社とし
   て知るために、「仕事時間の把握」という取り組みをしている。

時間把握
        サンプル図  QM運用保証責任者の時間把握表

   具体的には、課毎に「日」「週」「月」でやっている仕事・動きを細分化
   (10項目前後)し、どの仕事を何分やったのか、5分単位で毎日付けて
   貰っている。
   月度毎に集計結果を分析してみると、様々なことが見えてきた。

  例えば…標準器を多く所有している事業所は、他所との貸借のための梱包
   や着荷確認に多くの時間が取られている。

   この現実から責任者が費やしている時間もそうだが、運送費もかなり掛か
   っていたことが明らかに!。
   「これはもったいない!」と、標準器の貸借回数を減らすために、管理部
   署の見直しや新規購入を行った。

   それによって「運送費」も、「梱包/着荷に掛かる時間」やそこに関わる
   「人件費」もみるみるうちに削減された。

  また事業所毎で差が目立つのが「ミーティングの時間」。
   所の規模にもよるが、調査してみると「ミーティングの進め方」が‘自所
   流’になっていた。しかも工夫の域なら問題ではないが、「どうやって進
   めたらいいか分からない」と悩みながら進めていた…これは会社の問題!

   少なくとも進め方では悩ませないように「ミーティングの進行手順」の再
   構築や「ミーティング観察会」の開催で、「こんな風に進めよう」という
   ヒントを得たり、他所の同じ立場の人達と悩みをシェア出来る場を設け
   た。

  等々、事業所責任者の仕事時間を分析することで、QMS運用に関わる多
   くの改善の種が見えてきた!

   しかし見えてきたのはQMS的な改善の種だけで無かった…次号に続く

△ No.115 時間目標の見える化で、社員の動きが変化し始める
▽ No.113 「お客様の声による当社の評価一覧」ページをリニューアル     しました