QMS定着への奮闘日記 >

QMS定着への奮闘日記

No.152 NKSの校正品質は「人」が握っている

2015年11月5日

  前回「品質の定義」について綴りました。
   じゃあ、NKSの品質の定義って何?ってなりますよね。

   改めて言葉で表現すると…
    ●JOB毎に決められた仕組みで実現し、確認・保証した校正
     結果を提供すること   ※JOB:校正業務の単位
    ●(力量等前提が成立していれば)誰がやっても同じ結果が出
     せること
   でしょうか。

   校正業務は人の動きによって実現する…つまり、人が品質を握って
   いる「仕事振り品質」と言っても過言じゃない。

  また「お客様からの引き合い」から「校正品質記録の納品」まで長
   い時間(日)が掛かり、その上何人もの人が関わっている。

   「作業が出来たからヨシ」とか「納品したからヨシ」なんていうザッ
   クリとした発想ではなく、校正業務を構成する「プロセス」毎で品
   質が維持されているかの確認や管理が必要となる。

   だから「プロセスの品質:製品品質は、業務を構成するプロセス毎
   の品質の累計」という発想がに行き着いた。
     ※詳しくはこちら → NKSのプロセスアプローチ

  プロセス毎に最低限何を維持しなければならないか、そのために何
   をすべきなのかがハッキリとした。それをキチッと実現することで
   「NKSの校正品質」と位置づけ、お客様にも見えるようにしてい
   る。

   ただやっぱり企業としては、「高品質」を狙いたいし、お客様にも
   出来るだけ品質の良い校正をお届けしたい。

   そうなると、社員の「仕事振りの向上」に目を向けざるを得ない。

   特に校正作業の実施を展開している校正責任者改め「JOB統括者
   の旗振り如何で業務品質はガラッと違ってくる。

  そこで、「JOB統括者」の行動指針と力量評価を全面的に見直し、
   現在資格取得のためのトレーニング及びテスト受験中。
   その内容は…また次回ご紹介。

△ No.153 社員は「実行責任」なんだけれども…
▽ No.151 「品質」の定義って難しい~